東京タワーの灯りが消えた日・・心よりご冥福を

 その一報を同僚から聞いたとき、絶句して立ちすくんだ。

『嘘・・』それしか言葉が無かった。

仕事を終えiPhoneを見ると、そのニュース一色になっていた。

まだ、信じられない私がいる。

一晩中流れる情報は、今回の現実らしきものだった。『本当・・?!』


一日が過ぎた・・


夢か現実かの狭間にずっといた気がする。


変わらない週末のルーティンをこなしていて、気がついた。




『東京タワーの灯りが、な・い・・』











私の中で実感へと変わっていく。少しずつ・・少しずつ・・

言葉では表現できない感情が存在することを認識していく。


言葉にならない。

なのに、忘れられない出来事として記憶に深く刻まれた。