『指文字は手話ですか?』
この質問は定番中の定番で 何度となく耳にします。
ときどき目にする事もあります(笑)
結論から言えば NO!です
手話を学習し始めた頃 こんなに便利なものはない♡と「指文字」を多用していたのを思い出しています。
日本語を一語一語指で表現できるなんて神器としか言い様がない~と思っていた私。
みんな !!
長い日本語文章を指文字でやってみて!
肩が異常にコリます(..;)
そして
DEAFには 何を言っているのか ほぼほぼ伝わりません。肩がコルわりには効果薄です。
指文字で どう頑張って表現したところで 日本語の五十音を表す文字でしかないのです。。残念です(..;)
日本の指文字の歴史は 結構新しいものです。
1931年(昭和6年)大阪市立聾唖学校の教諭 大曽根源助らによってアメリカの指文字をベースにして作られたといわれています。
手話関連の試験を受ける予定のみんなは知っておいたら得点加算になるかも?です(笑)
例えば
日本語で外来語を表すときにはカタカナを使いますよね?!それと同じような感じだと思えばスッキリするかもしれません。
しかし ここで重要な頭の切替えが必要です☆
手話を話す視覚言語界のみんなからすれば 日本語も英語やフランス語・韓国語のような外来語ということです。
指文字で表す単語の例ってあるかな?
青本に記載されているのは
『サプリメント』⇒栄養補助食品ですね!手話で「栄養」+「補助」+「食品」と手話で表現すれば意味はわかりますが、すでにこの状態は翻訳をして表現したことになります。
他にはどんなものがあるかな?
「アーカイブ」「プロパガンダ」「コミット」とかはどうでしょう??
しかし最近では「新しい手話」というものが作られていて、スピード感をもって更新されています。どっかの政治家みたいな表現になってしまった(..;)
きっと 最近の若い世代のDEAFのみんなは敏感に取り入れているのではないでしょうか♪
もしかすると上に挙げた外来語にも対応する「新しい手話」が作られているのかもしれません。
私もアップデートが必要ですね^^;
共に頑張りましょう♪